今年の読み始め

やはり私の原点はミステリとファンタジなのです。
妄想する世界だからこそ楽しい。だからノンフィクションは苦手なのだなあといい訳(笑)

天使のナイフ

天使のナイフ

幽霊刑事(デカ)

幽霊刑事(デカ)

よしながふみ対談集 あのひととここだけのおしゃべり

よしながふみ対談集 あのひととここだけのおしゃべり


天使〜は何年か前の乱歩賞作品でした。ここのところあまり面白いものがないなーと思っていたのですが、面白かった。おそらく犯人という目星はついても動機がわからない。それが綺麗に複線となっていて満足でした。
…まあ、一番は登場する地名が身近だったので分かりやすかったんですけど。大宮公園とか坂戸には川越に出てとか所沢に行くのは乗換えが面倒くさいとか!いやあ面白かった(笑)
幽霊刑事は、発想が斬新。恋人には見えないのも斬新。幽霊だからといって何でも出来るわけではなく、紙一枚動かすことの出来ない不甲斐なさと、大事なところを見ていないという不運な偶然がまた素敵です。久しぶりに読み終わるまで眠れませんでしたもの(単に昼間寝すぎただけという噂もあるけど)
最後はよしながさんの対談集。私のようなちょっと思考のおかしい人間にはとても面白いものでした。流し読みしてしまったので、明日もう少しちゃんと読み直そう。
そういえば私は24年組はあまりちゃんと読んだことないけれど、友人たちは大好きだなあと思ってみた。だから楽なのかな。
恋愛と言う宗教に身を委ねられないものとしてはたいそう興味深かったです。今まで抵抗あったけれど、三浦しをんを読んでみたくなりました(笑)
今年も偏った読書歴になりそうです。


…あ、そういえば年末に一冊。

ずっとお城で暮らしてる (創元推理文庫)

ずっとお城で暮らしてる (創元推理文庫)

少女、というよりも幼さゆえの恐怖、かなあ。
私は何より、すべてを知っていて共に暮らしているお姉さんのが恐ろしいと思いましたが。