1人の時間

今日の待ち時間は1人だったので、読み終えてしまった。

村田エフェンディ滞土録

村田エフェンディ滞土録

系統的には『家守綺譚』に繋がるものですね。現に家守の主人公だった綿貫さんが最後にちらりとだけ出てきます。
この時代、世界は混沌としていて、そんな中で土耳古(わざわざこの表記)に滞在した村田の日常がごくわずかな「不思議」と共に書かれているのです。最後が少し切なくて(時代が時代ですしね…)試合の前だというのにうっかりうるうるしてしまいました(苦笑)