ここ1週間

ホテルカクタス (集英社文庫)

ホテルカクタス (集英社文庫)

流しのしたの骨

流しのしたの骨

池袋ウエストゲートパーク

池袋ウエストゲートパーク


ここのところ江國さんの作品をたくさん読んでいるのですが、ずいぶん柔らかい文章を書くのだなあと思いました。私だけかな。もっと硬質のイメージがあったの。所々にすごく好きな一文が出てくるので、気持ちいいです。
ちなみにカクタスは以前読んだことがありました(笑)読み始めるまで気づかない私。ちなみに数字の2が好きです。お父さんが14でお母さんが7で*1、割り算で作った、というところが(笑)
流しのしたの骨は嬉しいことにお勧めしてくれた方がたくさんでした。うん、よかった。私は本の中の料理のシーンが好きなのですが、この作品でもやっぱり素敵だった。


恩田さんのSFは新鮮。相変わらず世界をしっかりと確立するなあ。『大脱走』が大好きなので、やはり「脱走」という言葉にはどこか惹かれます。


池袋。読みながら、そういえば撮影していたなあと思い出しました。といっても私が見たのは原色の服を着たお兄ちゃんたちがわらわらたむろしているシーンで、見たことのある人はいなかったような(通り過ぎただけだったし)
知っているところの話を読むと、よりリアルで楽しいですね。西一番街なんて、自社に行くのに毎日通っていますよ。黒服の兄さんたちがわらわらしていて、夜は歩きにくいんだ…

*1:逆だったかしら?