刺客

水曜日のレイトショーで見てきました。
結論から言うと、レイトショーで見る映画ではなかった(苦笑)


呟きにはちろちろ書いていたのですが、まあ、良くも悪くも「三池が時代劇を撮りました」っていう映画でした。エログロというほどではないけれど…Vシネ的な。
内容はおいておいて(違)
この映画の見所はなんといっても暴君です。ゴローさんを暴君にキャスティングしたところがすごい。本当にすごい。最初は「こんな役もできるようになったんだ」とか*1、どんどん「大丈夫?本道に大丈夫?」と心配になりました。それくらいすごかった。品があるから、なおさらその底知れない怖さが引き立つ。市村さんがかばう理由がまったくわからないくらい、とてもとても怖くて恐ろしくて酷い殿様だった。表情を変えず、淡々と残虐な行いをするあの殿様は、そりゃあ「殺さなければならない」と思わせるのに十分だった。
他にも魅力的な役者さんがたくさんでした。伊勢谷の役が面白かったな。高杉さんとは大違いだ(笑)


それにしても、ゴローちゃんは年をとるごとに素敵な人間になっているなあと思います*2ゴローちゃんがダメ人間を演じるという理由だけで(いや、照史も理由だな)月9を見てみようという気になりました。


しかし、レイトショーで見る映画はもう少し考えねば…大奥はレイトショーでもよさそうですが(笑)

*1:上から目線ですね

*2:また上から目線…