ふらふら。

今までと違う顔の渋谷すばるがあの場所にはいました。





あれは「すばるwithFiVe」ではありませんでした。紛れもなく「FLAT FIVE FLOWERS」というひとつのバンドであり、そのバンドのボーカルとしての「渋谷すばる」でした。
「俺たち5人なら不可能なことはなにもない」「一生ついて来い」
この言葉に心中複雑でした。私はそんなに許容範囲が広くないので、所属するものを丸ごと応援できるか自信がなかったのです。ソロコンサートなら応援できるのです。ただ
たとえばケリーは見には行くけれど、そのたびに心のどこかに棘が刺さるような感覚を覚えたり疎外感を感じたりしたのです。「2人」の存在が好きな私は、決して信者になることはできないだろう、と。


「はじめまして」とリッキーが言いました。私はFiVeを知っているけれど、それは他のグループを見に行っているからであって、エイトコンしか見たことがない人はFiVeを知らない人もいるのだと。
もっと違う曲を選曲することもできただろうけれど、それでもこの選曲だと言うのは彼らも客層をわかっているからですね。FiVeの曲をやるときに「知らない曲でごめんなさい」という、その重さ。「10年待った」という彼らの「お客さん」が誰なのか。きっとこれから彼ら自身が彼らの音楽でふるい落としていくのでしょう。
石垣君が言葉を詰まらせる姿やマッキーの「1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月も仕事がなかったこともあったFiVeが、お客さんの前で喋ることができるなんて」と言う言葉を聴くと応援したいとも思いますが、私はどこまでついていけるのかしら(音は大好きなんですが)

それ以外も少し。
まもりたいは絶品。この後同じ場所でご本家のまもりたいが聞けることを楽しみにしています(笑)
わたし鏡はたいそうかわいらしかった(笑)
Edenにはようやく慣れたけれど、ヘブンリはまだだめでした。声が浮かんできて苦しい。でもこの曲を入れてくれたということに勝手にメッセージを受け取ってみました。
てっきり(勝手なイメージで)MCはリッキーなのかと思っていましたが…上里と石垣君が喋っていましたねー。上里があんなにコミカルな面を持っていることを知りませんでした(ちなみに好きやねんの合間は「日曜日のブルース」)
なにより、改めて聞くとその技術力の確かなことに驚きます。私はベース好きなので(笑)よく見ておりましたが、素人の私が聞いてもやっぱりうまいのです。がんばれ、マル(笑)


結論から言うと楽しくて幸せだったのです。
ただ、この幸せはこれから痛みも伴ってくるのだと思います。己の確固たるスタンスを持っていないとつらそう。
しっかし、たかだかこれだけの文章を書くのに一時間以上かかる私ってorz